ジュニアサポーター浜松
戦後、めざましい経済発展を遂げてきた「成長社会」の時代は、物質的・経済的な豊かさを追い求め「モノの豊かさ=幸せ」の時代であり、皆が同じ方向を目指していました。
そして、ある程度のモノが揃い不便を感じることがあまり無くなった「成熟社会」の現代は、人々の幸せの価値観が多様化し、それぞれ違う生き方を選択するようになり「○○○=幸せ」とは言えない時代となりました。
この現代社会を生きていくうえで、働くことも選択の幅・自由が広がりましたが、自分の幸せや生き方を見つけないと生きづらい世の中ともいえます。「成熟社会」では、自分で幸せのレールを引いていくことが大事です。このためには、「自分で考えて行動する力」が必要となってきます。
子供たちの未来づくりサポート
近年、学校教育の場において、キャリア教育「生きる力」の育成が重視されるようになりました。キャリ教育の方針の一つに、社会体験等によって社会への関心を高め、働くことの意義や役割その多様性を理解し、夢や希望を持って生きていけるよう将来の社会人としての基盤づくりを行っていくことが示されています。この取り組みは、学校の努力だけではなく、地域社会が学校と連携して同じ目標に向かう協力体制を築くことが必要です。
我々地域の大人たちができることを皆の力で協力して、子供たちが希望を持って、自律的に自分の未来を切り拓いて、自分らしさを発揮し幸せに生きていけるよう、様々な視点から子供たちの未来づくりサポートを行っていきます。
活動方針
現在、主に学校教育の場において、キャリア教育の視点を取り入れた社会科の各種授業や、各団体、企業、個人の方々と連携して、講話、体験学習などを行っています。
また、代表理事の鈴木の前職【元浜松市職員(土木技術職員)】のキャリアを活かし、建設業(土木)に関する職業講話・体験も積極的に行っています。土木の仕事は、公共の福祉の仕事でもあり、インフラの整備及び維持管理、自然災害対策など、人々の生活を支える仕事であることから、働くことと社会の一員としての役割を子供たちに分かりやすく伝えることができるからです。
今後は、活動の場を広げ、多くの子供たちの未来づくりサポートに寄与するセミナーやワークショップなども展開していきます。